2014年6月22日日曜日

第一次世界大戦リレーエッセー

 『図書新聞』(3164号、2014年6月28日)に「リレーエッセー 第一次世界大戦を考える」第25回として拙稿「見えるものと見えないもの──アルベールから大戦とヨーロッパを考える」が掲載されました。アルベールはソンム戦線の中心地のひとつで、ノートル=ダム・ド・ブルビエール教会のうえには、幼子イエスを高く捧げる金色の聖母マリア像が据えられています。1915年1月15日、砲弾を受けた聖母像は水平に傾きいまにも落ちそうな状態となりました。このとき英仏の兵士たちは「聖母マリア像が落ちるときには戦争が終わるだろう」と言ったと伝えられています。以前、第一次世界大戦の戦跡ツアーに参加したさい、このアルベールの聖母像も実際に目にすることができました。

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